ジャニーズ新世代を背負うあなたは最高だよ、という話

まずはSnow Man、2ndシングル『KISSIN' MY LIPS / Stories』ミリオン達成おめでとーーーー!!!!!!!!!

遂に自担グループが、このご時世に2作連続ミリオン叩き出しためちゃくちゃ景気の良いバケモングループになりました。凄すぎるわ。

www.billboard-japan.com

そして自担の目黒蓮、入所10周年おめでとう。10月30日の濃すぎるくらい濃いジャニーズ同期組、おめでとう!あと代表して佐藤勝利ぽん、誕生日もおめでとう!!お祝いする宛が多すぎるんだよね。ジャニーさん10月30日になんか良い事でもしたの?(?)

 

Snow Manくんのデビューコンサート2D.2D.を終えてから、ラウールぽんの挨拶が頭を過って過って仕方ないので、今回はラウールくんについて書きにきました。

まあ、一介のしがない目黒担が勝手に言いたいことを言うだけの話です。

 

ジャニーズ新世代を背負うあなたは最高だよ、という話

以前の記事で、ラウールくんのパフォーマンスについて「アドリブも多く挑戦的で尖っているけれど、それが間違っていない」と書いた。

dmbcttn.hatenablog.com

私は彼のパフォーマンスが大好きなんですよね。彼のパフォーマンスが面白いからSnow Manのパフォーマンス観るのがめちゃくちゃ楽しいんですが、同時に彼がどうしても色々な矢面に立たされてしまっている理由も、そこにあるなと思っている。

 

ラウールくんのパフォーマンスセンス

まず、彼のパフォーマンスって音楽理解から表現するセンスと、その表現のためのダンススキルが抜群だからこそ成立している。

僕は自分が歌うパートでは毎回、その時のフィーリングで自由に動いてるんです。

(中略)曲が始まるとイメージが湧いてきて。(KISSIN' MY LIPSについて)*1

KISSIN' MY LIPSみたいな少しテンポがゆったりした余裕ある曲だと顕著に出るんだろうけど、DiorのWeb Movieの撮影時もその場で踊ったものが採用されたり、TGCのダンスもアドリブだったと話していたり。

【ELLEgirl】新星の降臨! その唇で世界を魅了して|エル・ガール オンライン

 

正直飽きるんじゃないかって回数KISSIN' MY LIPSは番組で披露していたけど、1つとして同じものはない。特に最初のラウールの立ち上がりは全く同じものがない。あとおそらく全部その時着てる衣装の解釈が入ってる。飽きないのよ。毎回違うんだもん。

前の記事でも書いたけど、少クラでStoriesを披露した時にマイクがズレて吠えたシーンが入ってる回も、逆に言うと“KISSIN' MY LIPSのパフォーマンス時だったら吠える選択をしていない”と思うんですよね。まあこれは私の想像ではあるが。

でもあのStoriesのパフォーマンス、私はめちゃくちゃ良いと思ってるんですよ。Storiesって少年ジャンプアニメのOP主題歌だし、絆とか熱さをガンガンに押し出した歌なので、逆に吠えたのが熱さの演出として見どころの1つになっている。しかもトラブルを味方にしてパフォーマンスに昇華しちゃった、偶然の産物。偶然の産物を最高にしちゃう。

つまり、彼は曲に合わせて、また着ている衣装やその場の空気、環境だけでなくその時の感情も音楽に合わせて、2度とない生のパフォーマンスを作れる人なんですよね。

 

こういうセンスって、得ようとして得られるものではない。もちろん彼の経歴とか努力、ダンススキルに加えて、間違いなく表現センスという才能があるということだと思う。

 

併せて彼はめちゃくちゃ感情に正直。ていうか表情であれ言葉であれ、ダンスであれ、とにかくダイレクトに感情を表現するのに長けている。

 

 

ジャニーズのパフォーマンス

ラウールくんのパフォーマンスを考えたので、次はジャニーズの話。私はジャニーズって群舞の面が強いなと思ってる。それは、基本的に個人ではなくグループという単位で動くから。

グループで力を合わせて1つの作品を作ろう!となった時、ジャニーズは揃えることを重視してるなと思うのね。綺麗に揃えて一体感を出すと映えるし、そこに拘れば毎回必ず同じ美しいパフォーマンスを観客に届けられるから。

毎回必ず同じ美しいパフォーマンスを安定して届けられるとすれば、それは突き詰めれば何に繋がるかというと「Show Must Go On」的精神だと思います。ジャニーおじいちゃんが大好きなやつね。

何があってもショーを続けなければならない。この解釈の1つとして、何があっても安定して観客を満足させられるショーを……求め、グループで1つの作品を作る時に「毎回揃えた同じ群舞」を目指すことが通例となっていったのではないかなと。

ジャニーズJr.だったら特に顕著。多勢の中、先輩のバックで引き立ててサポートする役なので、周囲と揃えるパフォーマンスが求められがちだと思うのね。後ろの子になればなるほど、個性で目立つよりも毎回揃えることでクオリティの高いパフォーマンスの継続になる。

もちろん一概には言えないけど、ジャニーズはある程度合わせること(=同じ高クオリティのパフォーマンスをすること)をグループパフォーマンスの通例としてきていると考える。尖ること、目立つことは輪を乱してしまうので、個性を出したいという夢の元、グループからソロ活動に移行したジャニーズなら元YJのオタクならめっちゃわかるよね!わかるね!!(ウケる)(ウケるな)

 

 

新しいジャニーズパフォーマンス

こう考えると、ラウールくんのパフォーマンスの方向性はジャニーズとしては異色なはずなんですよ。

そもそも入所すぐ頃に出たSexy Zoneのサマパラ(しょりパラ)で「あの半端なくダンス上手くてポニーテールの一際目立つちびジュ誰!?」とポニテJr.のあだ名でオタクを騒つかせたあの子。(村上真都ラウールは覚えてなかったけどセクゾ界隈がポニテJr.で騒ついたのは知ってた) どう考えても完全にわかりきってる個性派だし、前述の通り彼はその時その時のアドリブでパフォーマンスを変化させる、毎回揃えた群舞に拘らなくても、高クオリティを叩き出せる人です。

長年のJr.経験でステージ対応力とハイクオリティなパフォーマンス力に長けたSnow Manというグループに、アドリブパフォーマンスの天才ラウールを入れて、もちろんジャニーズ通例の毎回揃った美しい群舞、と同時に、2度と同じものはない生のパフォーマンスを追求する新境地を拓こうとしているのが、9人のSnow Manの目指すものの1つなのかなと。

それはShow Must Go Onに対する新しい解釈でもあると思います。生きている以上同じ日、同じ時間はないから、毎回違うけど毎回最高、生きているって最高だね!を届けるパフォーマンスへの挑戦。

もう既に天才なラウールくんの背中には、そんな期待が乗っているんじゃないかなあと思います。

 

 

彼はめちゃめちゃ好奇心旺盛で、正直で、自分含め周囲の感情の変化に聡いので、なにかとダイレクトに真理を突きます。圧倒的スピードで真理を見つけてしまう(笑)(JOKERゲームも人狼も凄すぎて大人がみんなやられてるんだよな)

ダイレクトに真理を突くからこそ、パフォーマンスとしても表現できるし、めちゃくちゃ目立つし、毒もトゲも含むし見つかってしまう。発言もそう。

目立つ・異色というのは表裏一体で、どうしても嫌う人間は出てきてしまう。嫌な言葉も嫌な思いも沢山あると思う。異色なものにはまず拒否反応を示してしまう人間は一定層います。もうね、仕方ないよね。目立てば目立つほど味方も増えるし敵も増える。でもきみの味方は絶対に増えるよ。

 

でも、俺は、絶対にスターになるんで。難しい道を自分を曲げてまで避けるつもりはない。ていうか今後俺を応援する人・SnowManを応援する人が大多数派になるって、絶対そう思います。てか絶対大多数派になるんです皆。この公演で誓います。ということで皆のこと大好きです。愛してます!(2020/10/25 18:30公演ラウール挨拶)

 

デビューライブで絶対にスターになると言い切った彼はめちゃめちゃかっこよかったです。自分を曲げてまで避けるつもりはない、と言った。

聡い子なので、おそらく自分が、ジャニーズでも結構異色な存在であることは自覚してると思うんですよ。「個性なんていらない世界」と感じていた部分があるのだから。でもタッキーが彼を逸材と判断して、Snow Manでやってみないかと提案して、今の9人がある。すごい話だなと思う。村上真都ラウールというたった15歳の少年への信頼と期待、Snow Manの6人への信頼と期待、そして同じく向井康二目黒蓮にも強い信頼と期待が物凄すぎて怖いくらい。9人で新しいジャニーズのパフォーマンスを作ろうという話なので。

その挑戦こそが「一緒に戦う人になるんだよ」という回答なのかなと。

ジャニーズの通例を、SMGOの解釈を新しく提案しようとする期待を背負った17歳がグループで飛び込んでいる挑戦は、まだまだ始まったばかりです。だって先陣切ってるラウールくんがまだ17歳で、彼はまだまだ積むべき経験が、山程あるからね!知る感情も環境も山程あるということは、それだけ彼のパフォーマンスは幅が広がれるんですよね。最高だよ。

だからわたしは彼のその表現を全部、彼の経験を全部、感情を全部、めちゃくちゃ大切にしてほしいし、めちゃくちゃ応援したいと思います。

ラウールくん、きみは最高だよ!

 

って言いたいだけでした。おわり。

 

あ、ちなみに今日滝沢歌舞伎ZERO The Movieの特別上映を京都南座で観てきました。やっぱりわりと意味がわからないけどそういうもんだし最高だった。

最高ならオッケーだよね

*1:サンデー毎日 2020年10月18日号