車椅子ジャニオタ、ラウールに触発されてパリへ行く。

お久しぶりです!フランスから帰国しました!

ツイッターでは色々ツイートしてると思うんだけど今回のなかなかトンデモ車いすパリ渡航を記録していきます。

なおこの冒頭〜経緯部分は2023/05/29に書いています。最初は計画的で偉かった。(スーパー自画自賛過去形)

 

 

車椅子ジャニオタがラウールに触発されてパリへ行く。

〜出発まで〜

 
2023年1月

超ビッグイベント、Snow Manのラウールがパリファッションウィーク現地参加により、連日パリ現地時間に合わせてインターネットで追いすぎたせいで(だってインスタライブも向こうからの報道も1ミリだって逃せないじゃん!?)、結構本気で体内時計が狂って時差ボケになったことは記憶に新しいよね。

 

どうせ時差ボケになるなら本気でパリに行きたいだろ。

こちらは当時のツイート。

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パリ渡航費用を軽い気持ちで調べてみたら21.5万〜である。

私「え、パリって意外といけるやん?」☜費用はともかく治安とか方法とか自分が車椅子なこととか諸々トンデモ発想なことに気付いてない


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☝️これらはパリ渡航費用が判明してからマジで行きたくなってきてるツイート

 

「ラウールが行くから、会いたいから行きたい」だけじゃないんだよ。

もう、パリファッションウィークという、正直専門家でもなんでもないのでよくわからないけど、面白いファッションの国際イベントを知れて、それを開催してる現地の空気・雰囲気を知ってみたい!みたいな。

そこで何が得られるかはわからないけれど、とにかく今この”面白そう!行ってみたい!“の気持ちを原動力に、動いてみようか?と思わせるパワーがあの日々にはありました。

 

ただ、行くには問題があった。

流石に英語力もない日本人女一人でヨーロッパは無理。しかも私、車椅子。厳しくない?☜ここは冷静

マジで最大の関門でした。私のこの、ただ面白そうだしラウール追いかけて行ってみたい!(※ラウールさんが行くかは知らん)に対して、最低でも20万円、いや普通に総額50万円クラスの出費を一緒にかけてくれる人ってマジでいなくない?

実家が太いわけでもないし、金持ちの彼氏もいないし、親や金持ちの彼氏でも常識人ならこんな突飛な提案呑みませんよ。当たり前や。

 

 

2023年2月

突然ツイッターのフォロワー(以後“友人(りな @rrr_rina_rn)”)から長文DMがきました。

 

「(超要約)パリ行きたい話はまだ生きてますか?一緒に行きませんか?散歩だけでも楽しいと思うんです!なお当方英語もフランス語ももちろんダメです。」

 

とんでもないチャンス来たやん。

最後の一文「もちろんダメ」がオモロすぎて、信頼できるかもしれないと思った。☜チョロい

一応、これ騙されてないよね?と思いながら(☜思ったんだ)DMやりとりしてたら、あっという間にLINE交換して、週末に顔合わせのビデオ通話する約束までしてた。

しごでき女な友人なので、予算とかプランのおおまかな設計を初手DMですり合わせて、「4月くらいに予約取れてるといいよね!年度内に決まってたらハッピー!」って何も知識ないわりに予測を立ててから、その週末ビデオ通話しました。スピード感えげつない。

ちなみにこの顔合わせビデオ通話、お互い酒飲んでて私は記憶が半分くらいしかない。

彼女曰く「みささん、あの日半分くらい足しか見えてませんでした」で爆笑なんだけど(座ってるヨギボーから落ちてた記憶はあるし、通話切ってから床で寝てた)、いや本当にあの日でよく嫌われなかったな私……。

 

顔合わせのビデオ通話で、お互いだいたい取得できそうな休暇日数・希望の予算と実際にかかりそうな金額の比較・航空券の取り方・宿……色々と決めるのに必要そうなことの認識をすり合わせできたのは大きい。(たぶんしてた)

この辺で私から「一応旅行会社を挟んだほうが、お互い金銭のやり取りに第三者が入るし、車椅子の交渉も代行してもらえて安心じゃないか?ついでに海外旅行のプランの立て方学んでこよう」と提案させてもらったので、互いに旅行会社を梯子する日が続く。

旅行会社もまだヨーロッパツアー解禁直後でプランが少ない少ない。そうだよね。

 

 

2023年3月

私が観に行ったTGC会場に友人が来てくれ、初対面が叶う。

初対面まで約2週間の、マッチングアプリも順調すぎてびっくりするであろうトントン拍子。(なおその時の私は気胸発症後1週間で草)

2人とも頭の中パリのシミュレーション状態なので、友人が私の車椅子をじっくり観察しててめちゃくちゃ良かった。「どれくらいの速さ出ます?」「思ってたより行けそう!」「段差はこうやればある程度いけるよ!(レクチャー)」とか言ってた気がする。

 

DM→LINE→ビデオ通話で顔合わせ→TGC会場で初対面、という偶然のタイミングながらもスピード感のある着実な段階踏みのおかげで、渡航に対して2人とも早い段階でガチになれた。会うってデカいね。

3月にしたのは顔合わせと国際線航空券・ホテルの確保。

 

①飛行機の手配編

暇さえあれば飛行機の料金見てたおかげで(オタク…)2人とも日本-パリ直行便ダイヤに詳しくなりました。

飛行機も地球規模の交通手段なだけで、だいたい新幹線とかのダイヤ見るのと同じだね!(ガバ理解)

 

ここで比較的安価な外資系航空会社(※ただし車椅子や医療機器の交渉が全部英語かフランス語の危険あり)か、高価な日系航空会社(※日本語が通じるのはデカい)でめちゃくちゃ悩んでちょっとステイ。変動する料金のせいで決めきれないまま1-2週間経って、ヤバいものを見つける。

「国際線タイムセール開催!!」☜マジか

簡単に言うと、偶然その期間に開催された日系航空会社の国際線タイムセールを掴めた。

つまり某外資系航空会社だと☟直行便往復22万円強だったのが



日系航空会社で☟直行便往復20万強まで値段が下がった。

これ、すごくない!?!?

 

友人と2人して「これ取らなあかんやつでは!?!?」となり、お互い退勤後でしっちゃかめっちゃかしながら国際線航空券を予約。

 

交渉ステイしてた旅行会社たちを全裏切り。(※ちゃんとタイムセールが使えるかは聞いた)

一気にパリ行きが現実味を帯びる。

 

いや現実にする気ではあったんだけども、日系航空会社を取れたので車椅子や機内に持ち込む医療機器のやりとりとかは随分ハードルが下がりました。

 

さて、車椅子ユーザーや障害がある方の搭乗については、事前にサービスとして情報を登録し、書類を揃えて提出する必要があります

私の場合は医療機器もあるので、診断書が必要でした。診断書は航空会社所定の、旅行2週間前以降のものが有効なので要注意

車椅子はサイズの他に、電動の場合バッテリーの種類(リチウムイオンとか)や、ワット数とかも要点なので調べなきゃいけないかも。そして航空会社からは直接確認の電話もありました。

手間ではあるけど、私的にはこれで乗せてもらえるならノープロブレム。ありがたいことです。事前準備って大事だね。

 

旅行会社3、4社で見繕いつつ、航空券とホテルを自力でも調べて比較した結論が

「これセルフで航空券とホテル予約するほうが安い可能性あるな!?」

だったので、次はホテル探しに奔走。今思えばこれも結構大変だった。

 

②パリのホテルは1Fが2F事件

航空券よりも交渉したのがホテル。

まずこの6月パリのホテル、ある程度施設としてちゃんとしたホテルは高い!当たり前だけど!いい値段します!ていうかユーロが高い。

事前にいくつか旅行会社を回ってプランを見繕ってもらう際、山程あるホテルの見方(星は何個あったらいいのかとか、私たちの年齢・予算で旅行会社に勧められるホテルがどれなのかとか)をある程度把握できたので、それを参考にしつつ、「エレベーターあり」のホテルを探しました。

 

で、エレベーターありの条件揃ってそうなホテルへ、備考欄に「車椅子が1人います」って英語で書いてネット予約したら、直接英文でメールが来た。

メール「うちのエレベーターめっちゃ狭いから乗れないと思うんだよね。1階にアクセシブルルーム(=車椅子対応ルーム)あるけどどう?フランスの1階は日本で言う2階なんです」

 

私たち「???つまりエレベーター乗れないかもしれないのにアクセシブルルーム2階の部屋なの??大丈夫??」

 

もう細かいやりとりは省くけど、結構メールの往復があった。

その間に念のため、別のホテルも確保しに問い合わせしてみたら返事すら来なかったりもあり、結局このホテルに決まる。

友人「まあ最悪エレベーター自体はあるから車椅子畳めば乗るよね!」☜本当に勇気ある決断

 

実際にパリ現地で、フランスの1階は日本でいう2階の現実にぶち当たり私たちはスーパーや美術館で混乱するのだけど、事前情報としてホテルにこの豆知識を教えてもらえてたのはラッキーだったかもしれない。

 

 

2023年4月

航空券もホテルも確保したので余裕をぶっこいた4月。

ちなみに羽田空港出発が朝早い便なので、2時間前にはチェックイン・搭乗手続き開始していたいと考えると、関西在住の私は前泊が必須

起きる時間や荷物の載せ下ろしが1人では厳しいことを考えると、前泊=空港泊に決めていた。ムチャクチャ計画である。

 

流石に一緒に宿泊するのがパリで初はかなり不安なので、友人から「一回日本で練習しとかない?」と提案あり実施決定。

日程も決めて、友人が私の家に来る飛行機も取って、あとはその日程だけだな〜!というところで、一緒に応募していたSnow Manのドーム公演が当たる

急遽予行演習の日程変更。飛行機もキャンセル。そして話題のJAL国内線タイムセールに参加。無事にタイムセール確保で、キャンセル料足してもお釣りがきた。(私らたぶんタイムセール確保の天才)(自己肯定スタイル)

 

 

2023年5月

GW、仕事で色々ありすぎて(?)自分の家の荒れ具合に嫌気がさす。

完全に別界隈の片付けが上手な友人が手を差し伸べてくれた(本当に神)ので、とりあえず掴んで関東から3日間呼び、必死で家を片付ける。交通費私の負担だけで来てくれて本当に優しい。ありがとう友人Hちゃん!彼女にも頭が上がりません。

 

そして5月末、Snow Manのライブ参加+宿泊予行演習を完遂。(人を呼べる家になってよかった…)

友人は初めてのライブで、超楽しかったらしくて嬉しかった〜〜!!!

京セラドームのジャニーズライブはいくつか入ったことあるけど、その中でも今回が一番観やすい席でした。毎回席が違っておもろい。

余談ですが、城ホの車椅子エリアはいつも同じです。観やすいからいいけどね!

 

ファッションウィークの日程が出たのもこの頃かな。

とりあえず2人で、気になるブランドはチェックしておき、それをふまえてパリで行きたい場所を組み始める。

 

 

2023年6月

5月ライブ参加からパリ旅行まで、平日は仕事かつ出発前日まで仕事なのに毎週末予定を詰め込んでしまい、いよいよ追い詰められ始める。

ちなみにマッチングアプリが進捗クソすぎて6月頭のアポを最後に一回やめた。(ウケる)

 

その間に友人がパリ現地での計画を立て始めてくれる。本当に助けられてばかり……!

 

約10日間仕事をしないので、前日必死で持ってる仕事を処理し各種連絡を片付ける。必死。

そして前日時点、荷造りが5割ほどしかできてないのに、友達と晩御飯の約束入れてた。

友人たち「スケジュール狂ってる」☜わかるよ…

 

 

前泊当日朝

色んな緊張でしっかり睡眠は取れないまま、必死で荷造りしたら1時間で詰め終わる。

 

いよいよ関西を出発。

夏服なので薄手のものが多かったのが救い。

あとバッグ類は全て鍵をつけた

持ち歩くバッグには、スリ対策にジッパーロック。
そしてスマホ・コインケースにはワイヤー入りチェーンをつけ、バッグにくくりつけた上で、バッグやスマホストラップは常に薄手の上着の下に。これ標準装備。

 

 

〜出発後〜

ここからも細かくレポすると大変なので要所を。

 

前泊

国際線が羽田発だったので前日に羽田空港入りして空港泊の気でいたんだけど、ずっとこの旅行の話を見守ってくれてた片付け上手な他界隈の友人Hちゃんが「前日空港で暇ならお見送り行くよ⭐️」って羽田に来てくれた。神様……!

夜8時頃、一緒に晩御飯を食べながら「空港泊不安すぎる…でも1人でホテルは厳しい…でもベッドで寝なきゃ明日の飛行機つらい…」ってポロッと話したら「いいよ私一緒に泊まるよ?寝不足でしょ?明日の朝手伝うよ?ホテル取りな?」と私を説得してくれて、即ホテルの空き探して5分ほどで確保する急展開。

 

羽田空港第3ターミナル隣接のホテルに宿泊しました。普通に綺麗な良いホテルだったし、隣接なのでチェックイン後空港に戻り、朝行かなきゃいけない場所を確認できたのはデカかった。神…!

 

 

出発

朝6時ちょっと前に起き、友人Hちゃんが車椅子の充電器とか医療機器とか荷物まとめて載せるのまで手伝ってくれて、ホテルを出発。Hちゃんには本当に頭が上がりません。

 

空港内で前日調べていた海外Wi-Fiを受け取り(この受け取り場所マジで難しかったので前日下見してて良かった!)、一緒に行く友人と無事合流し、円を現金ユーロに換金し(1€=157円に泣いたがこれはまだ序の口)、国際線チェックインへ。

 

国際線チェックインから搭乗まで、やはり大変だった……!

 

 

チェックイン

まず特別なサポートを要する(座席に行くまで機内用車椅子に乗らなければならない)ので、「特別なサポートを必要とする方」のチェックインカウンターへ行く。妊婦さんや小さいお子さん連れの方も対象だったはず。特殊申請しているためオンラインチェックインは不可

 

事前申請した、車椅子や医療機器の現物確認。サイズの測定やバッテリーの確認が再度行われるんだけど、事前申請した意味ある!?ってくらいの再確認で逆に申し訳なかった。

特に医療機器にはバッテリーの種類の記載がなかったのでめちゃくちゃ焦った。というのも事前申請時にメーカーに問い合わせて聞き出したので、機械自体に記載がなかったんですね。

幸い説明書がバッグに残ってたので事なきを得るが、何が必要かを教えてくれないので二度手間だったり説明書出すまでに時間がかかった印象。ごめん職員さん。

 

チェックイン終わり、次は搭乗手続き。

搭乗手続きの専用入り口がうまく見えず、人が多くて案内も聞き取れず、迷う。(つらい)

 

車椅子だし、身体に金属入ってるから金属探知機で普通に引っかかるので、手作業身体チェック。


その後出国手続きをして、搭乗口に向かいつつ朝ごはんを買ってかき込んで急いで搭乗口へ。

 


搭乗

機内の座席間が狭いので専用の車椅子に乗って、慣れた自分の車椅子とは一旦離別。次に会うのは到着時。

電動車椅子のバッテリーはいつも手荷物です。

ここでバッテリー包んだり自分の車椅子を畳んだりの作業があるので大変。

いくら私が頭ではわかっていても、やはり実際に職員さんに畳み方を教えたり、預け荷物として注意してほしいパーツを説明するのってものすごく難しいなと思う。


そして福祉あるあるなんだけど、介助を会社として学んでる方達はスロープになると後ろ向きに進むルールになってたりするから、後ろ向いたりバックで動く時間のロスが、細かいことではあるけど正直かなりある。(※基本的には落下や怪我の危険もあるし急ぐのは禁物で、リスク管理の一環というのは理解してるよ)

搭乗ゲートを早く開けていただけるわけではないので、搭乗開始後1番に座席に行ったんですが、やはり30分ほど出発が遅延してしまい、申し訳ないな〜という気持ちにもなった。私を案内したのが理由かはわからないし、到着時刻は予定通りだったけどね!

それにしても丁寧に誘導していただいて、無事に乗れた時にはホッとしました。ほんと手続き緊張した〜!!


ラウールさんが北極圏でオーロラを見たのと同じルートなので、ロシアを回避して北アメリカを少し掠り、北極圏上空からイギリスの上を飛ぶ大回り14時間のフライトは、身体がバキバキになりました。飛行機頭痛が地味にキツかった(笑)

 

 

 

 

inパリ🥐

パリ着いた瞬間結構泣きそうだった〜!来れた!違う空気!という喜び。本当に周囲の全てに感謝。

飛行機であまり寝過ぎなかったからか時差ボケは大丈夫✌️

帰りも時差ボケは意外と大丈夫でした。

 

 

 

シャルル・ド・ゴール空港✈️

観光客慣れなのか、サポート専用現地スタッフの配置エリアが普通にあって驚いた(笑)

謎の面白い車両に乗って誘導してくれたのはありがたかったかな。


帰りは行きの羽田の反省を活かして早めに空港に行き、個人的に頼んだサポートと、往復引き継ぎのおかげもあって搭乗手続きがすんなり進んだのに、案内サポートを待ってたらサポートスタッフが全然来ないという流れ。

フランスを感じました。

15分ほどでくるよ!が1時間近くだったり、待ち合わせ時間に現れなかったり、困ったもんで……。無事乗れたからええけども。

 

 

パリの街


大きく立派な、歴史を感じる建物が多く、本当に歴史と共存する光の美しい街でした。

歴史と共存するという意味では日本だと京都に近いかも。

しかしもっと、その共存度に“特別感がない”感じ。普通に長い歴史ある建物をそのまま使って人が生きてる。

目に入る風景も聞こえてくる音も全てが新しくて、飽きなくて、毎日外に出て歩くだけで幸せでした。

 

向こうは今昼が長くて、乾燥してるせいか早朝は涼しく、昼間は日光が暑くて、夜は22時まで余裕で昼みたいに明るい。

これは22時ごろの写真。


大学時代、アメリカの建築にこだわったバリアフリー発展途上の石畳デフォルトお洒落大学(ついでに山)に毎日通っていたのが功を奏したのか、石畳のガタガタを車椅子で通るのは、個人的にはそこまで苦ではなかった。

 

いやまあ車椅子で通らないほうが良い場所とかかなりギリギリな場所とか通ってたし、スリや犯罪対策で周囲の人間の手元(すれ違う人の手が伸びてきたらどうしようって思ってた笑)を気にしつつ、周囲の風景を味わいつつ、自分の足元に気をつけないといけないのは神経使うポイントでしたが。

特に信号の切り替わりが難しくて、私の左右確認の時間のロスをめちゃくちゃ自覚した。いや〜これは本当に大変!前歩いて誘導してくれてた友人はさぞ不安だったろう…。

 

 

食事🍽️


めちゃくちゃおいしい!!!クロワッサンめっちゃおいしい!!!少食の私比でめっちゃ食べてました。

 

クロワッサンとチーズと酒、あとオレンジジュースが美味しい国です。

クロワッサンは、まじでどこで食べてもおいしかった……。

 


今回色んなお店に行ったけど、正直日本より全然バリアフリーかもと感じた。

 

日本じゃ梅田や東京であっても、その辺のカフェに入りやすいかと言われたらかなり入りづらくて(段差で1人では無理なお店がかなりある)、その辺は進んでる気がしました。

一番驚いたのは、デカい段差のある店が、電車で使うようなスロープを出してくれたこと。

日本だと電車くらいでしか見ないから、こうやって対応してくれるのはめちゃくちゃ嬉しかった。


「歴史と共存してる」という感想は、そういうバリアフリー努力が見えたからでもある

 

しかし空港も、ギャラリー・ラファイエット(デパート)も、車椅子用トイレのドアがビビるくらい重い。この国の車椅子の人は全員ムキムキなの?どうなってるの?

 

トイレ事情は、超良い立地だった宿泊ホテルに日中戻って、済ませてから外出する・必ずある場所で済ませてから外に出るを繰り返していたので、ほぼ困らず。

もともとお手洗いの回数が非常に少ない人間なので、何も参考にならないかも。

 

 

ホテル🏨

事前の英文メールでちゃんと打ち合わせできてたか色々心配してたけど、アクセシブルルームがフロント直結階(おそらくフランスでいう0階)かつ、ほぼバリアフリーな部屋だったのでとても良かった!


あと初日チェックイン時に偶然、ホテルの元スタッフで日本語喋れるフランス人のお姉さんと居合わせて、チェックインの説明も日本語訳してくれる奇跡。

 

彼女とホテルのフロントスタッフさんたちにはこの旅行中、本当に助けられました。

 

彼女の案内のおかげで、観光客と観光客狙いの怪しい人でいっぱいなエッフェル塔凱旋門も、ノートルダム大聖堂も観に行けて、私たちは無事でした。本当に幸せな出会いに恵まれた。

 

この写真かなり気に入ってる。

 

 

他にも、

・現地在住日本人で空港送迎してくれ、私たちの旅行をずっと気にしてくださってたおじさま(帰りの空港では本当に助けられました)

・ビビるくらい毎日渋滞してた道の真ん中に、車椅子対応タクシー停めて私の乗降したせいで、後続車にブチ切れられて「あんなん一生あそこで止まっとったらええねん🤣」てわろてた賑やかオモロなタクシーの運ちゃん

・クソ長休暇に許可出してくださった職場

・海外経験は山ほどあり、「女性2人でパリ?かなり厳しいよ?」と言いつつもそれ以上は止めることなく、ずっと見守ってくれていた父をはじめとするうちの家族

・見知らぬ私に旅のお守りまで持たせてくれた、友人のお母様

・とんでもなくバタバタしてる私を心配しつつもずっと良い意味で面白がって見ててくれた友人たち


・あの2023年1月にパリを見せてくれて、こんな勇気と出会いと経験のきっかけをくれたSnow Man、ラウールさん


渡航前からご友人の皆様にパリの情報をたくさん聞いて私たちにレクチャーくださり、帰宅するまでずっと気にしてくださっていた方


・私を選んでくれて、連絡取り始めてたった4ヶ月なのに一緒にパリへ行き、めちゃくちゃ楽しくて、頼りない私に色々なことを学ばせてくれた勇気ある友人


他にも出会ってきた人、出会えた人、全てにめちゃくちゃ感謝です。

助けてもらってばかりだった。

 

いや〜〜〜〜本当に人生、なにがあるかわからなくて全部ありがたくて幸せで面白くて、生きてるって最高だなと思いました!生きててよかった!4年前に死んでなくてほんとよかった!笑


パリコレは結局、色々考えて全然追えなかったし追わなかった。

けどパリはいろんな人たちが好きな格好をして胸張って生きてて、その姿を映えさせる光と背景があふれる素敵な街でした。

そりゃファッションも生まれる!好きなものが着たくなるからね!

 

ファッションウィークをいちばん感じたのは、偶然コレクションに向かうゲストを見れた瞬間でした。本当に横切れるもんなんだね……おもしろかった……。


あとはルーブル美術館の巨大リアーナ写真や、LVの草間彌生巨大像も車窓から見れました。


帰る日ほんと帰りたくなくて(笑)テンション低かったわ(笑)

でも日本はとても治安が良いです。あまりにも安全でびっくりしちゃうよ。

 


やっぱり神経使うのでめちゃくちゃ大変だし、ユーロ激高いけど、またパリや他のヨーロッパへ行きたい、行くなら友人とまた行きたい、そのためにまた頑張って稼ぐしかないなと思いました。

あ、でも次行くなら語学要員は欲しい。私がダメすぎるので別の友人も連れて行こうかな。☜自力を諦めるな

 

一眼を持って行ったのでシャッター切るのがとても楽しかったです。

私の画角(車椅子なので視点が低い)が活きた気がする。

あと友人も私も全部良い顔してて、充実してたのがわかる!

 

こんな感じで、まだ書き足りないことはあるのだけど、今回のパリ渡航記録は一旦おさめようと思います。

 

本当は車椅子の対応の話とかもっと書いたほうが良いのかもだけど、私はそっちの専門家ではないので、どう書いたら良いのかわからなかった!素人には難しいな!?写真と映像は山程あるんだけどな!


Snow Man応援してたらパリに行ってるとか、ほんと信じられないな〜〜。背中を押してくれて、色んな経験させていただけて、本当にすごいこと。

 

 

ただしこの挑戦を周囲にお勧めするかと言われたら、わかりません

それだけ神経使ったし、事前に数ヶ月かけて自分たちでめちゃくちゃ調べたし、本当に色んなとこに掛け合って、さまざまな縁でサポートいただいたから無事に帰ってきているだけなので。

 

 

ちっぽけな何も持たぬ車椅子のオタクに、勇気をくれる皆様に、改めて敬意と感謝を。

これからも動くので、私は今日も新幹線に乗っております。元気💪

 

余談。ピカソ美術館に飾ってある折り紙の花、私たちの作品です😋