車椅子ジャニオタがSnow Manのおかげで世界を広げられた話。
特別お題「わたしの推し」
Snow Manのデビュー後初アリーナツアー『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』北海道公演に行ってきました。
今回の記事では、常に車椅子を使う以外はごく普通の、20代独身OLオタクが初めての地に遠征して、おかげで良い経験できましたよという話をします。
車椅子ジャニオタがSnow Manのおかげで世界を広げられた話。
以前の記事でも触れましたが、私は生まれつき歩けないという身体障害があるため、電動車いすユーザーです。それ以外は普通に仕事をしながら、独身20代女性としてはごく普通の給料で一人暮らししつつ生きてる元気なオタクです。
今回のスノのツアー、おそらくほんまに死ぬほど倍率高くて。そもそもスノのオタクになった2019年というと、現場(滝沢歌舞伎ZERO・サマパラ2019・8.8Jr.祭り)やってた春夏はぶっ倒れてからの入院生活続きでした。そのブログはこちら。
弱るほど心の拠り所にアイドルたちを求めてしまうオタクがSnowManに落ちた話。 - It's wonder land!
目黒蓮さんにめちゃくちゃしんどい時期を救われた話。 - It's wonder land!
その後2020年春に決まっていたSnow Manのデビューライブは全公演中止、滝沢歌舞伎ZERO 2020は現場ではなく映画化(流石に試写会は当たらない)、2020年秋になったデビューライブは全公演配信(コロナ禍で職場復帰準備しながら全公演観た)、歌番組の観覧募集は全く無し……と軒並み“Snow Manのライブ”を生で観る機会を失いました。
だからこそ滝沢歌舞伎ZERO 2021もめちゃくちゃ応募したし、できる正統手段かき集めてた。
なにより2019年に諦めたSnow Manのライブを絶対観たくて、現地で9人のパフォーマンスを目に焼き付けたくて、ほんと私の数少ないスノの名義持ってる周囲の2人(スノ関係の友達少なすぎん!?)と共に、行ける日程全部応募した。
そしたら私の名義のみ、北海道で1日程だけ賭けた、2021年11月6日の北海道18:00公演だけが当選しました。いやあの高倍率でよく取ってくれた……。
北海道は15年程前の真夏に修学旅行で行った以来。鉄道以外の移動は、卒業旅行や家族旅行で、空路やバスと私(と車いす)の扱いに慣れた仲良し友達グループや両親のいる、完全安心体制でのみでした。だからずっと遠征は、本当はバスの方が安くてありがたいけど新幹線で行ける範囲ばっか行ってた。学生時代なんて東京遠征すら(距離も交通費も)冒険だったなあ。
余談ですが、新幹線も車いすで乗ろうと思うと予約がややこしくて、みどりの窓口に直接行って申請が必要です。令和にネット対応してないんだよなあ。対応してくれると助かります。
そんなだから飛行機の予約もしたことないし、航空会社側に迷惑をかけないためにも事前にしっかり申請が必要だし、出発の1時間前には手続きしないと乗れない。2年前にぶっ倒れてから、宿泊時には必要になっちゃった医療機器を持っての移動も考えなきゃいけない。(こいつが重い)
空路は、単独行動では怖くて手を出したことのない交通手段でした。
車いすで飛行機って結構大変なんですよ。でも事前申請することで単独でも搭乗させてくれる今の時代は、本当に幸せやなと思う。
こうしてもうほんと「これが当たったら手続きも当日も大変だぞ…」と怯えていた(でもスノマニに行きたかった)スノマニ北海道公演にピンポイントで当たっちゃったので、こうしてずーーーっと避けていた交通手段に手を出さざるを得なくなったわけです。
ありがたかったのは2枚で当選だったこと。関東在住の妹に頼み込んで、現地集合で一緒に参戦してもらうことに。私は関西在住なので、妹が来ても飛行機に単独搭乗自体は変わりません。
妹との作戦会議では「陸路で頑張れば?」という話も出たものの、Yahoo!で空路除外検索したら【札幌まで20時間】って出たのでナシナシ!ってなりました。そりゃそうだ。20時間ってなんだ。
行くと決めたら経路を検索しまくり、そりゃ普通の20代OLなのでできるだけ安い料金を検索しまくり、ホテルを探し……。とりあえず航空会社さんには車椅子であることを伝える、事前手続き。
事前手続きは航空会社から電話がかかってきて、車いすのサイズとか重量、バッテリーの種類、障害の程度や内容まで、結構色々聞かれる。以前友人や家族と海外旅行行った時も聞かれたので、その辺は事前に控えておいた。(車いすユーザーは車いすの高さ・横幅・奥行き・折り畳み可否・重量・電動の場合はバッテリーの種類を控えておくと色んな場面でめっちゃ助かるよ!)
あとは持ち込みになる医療機器のこともめちゃめちゃ調べた。荷物多くなるから私はこいつ持って出るの苦手だけど、これは仕方ない。
貴重なSnow Manには変えられない。背に腹はかえられぬ。
予約はそんなで完了。
当日の搭乗は出発1時間以上前にチェックイン。これが大変。
車椅子を預けるため、搭乗専用の航空会社のものに乗り換えて、早々に自分の使い慣れた足とはお別れ。その後やっぱり色々航空会社さんで手続きが必要なので、めちゃめちゃ時間かかっちゃうし、色々お手伝いいただいて乗ることができました。
もうほんと、新千歳空港着陸した瞬間泣きそうだった〜〜!!!!!
私、なんとか北海道来れるじゃん!!!!!車椅子でも一人で飛行機いけるんじゃん!!!!!日本ありがとう!!!!!ってなった。(?)
普通の乗客と同じようにスムーズに、はできないけど、飛行機乗れました。北海道遠征いけました。
計画した時間通り、無事に妹と空港で合流して、ホテルに荷物置いて、真駒内セキスイハイムアイスアリーナで無事に2年は願ったSnow Manのライブを初めて観ることができました。
もうほんと、色々めちゃくちゃ嬉しかった。
Snow Manのおかげで、車椅子でもひとりで飛行機に乗れることを知れました。
初めての単独北海道。3年前色々あってぶっ倒れたときにSnow Manに支えられて、なんとかSnow Manのライブを生で観るのは諦められなくて、“背に腹は変えられぬ……!”と腹を括ったら、私みたいな車いすの人間の行動範囲が広がりました。これってすごいんだよ。今までは諦めてたんだから。
私は自分の障害を理由に好きなものを諦めたくないし、そもそも障害の有無関係なく、好きなものを存分に好きと言って楽しめる人生にしたいと常日頃思ってます。
そうして元気をチャージする目標を持って、また頑張って生きよう!って気持ちが湧くから。
Snow Man関係に限らず、“好き”の気持ちを大事にしながら働くし、色んなことへチャレンジして、色んな経験をしていきたい。
今回私にとっては人生のターニングポイントってくらい大きな、“ひとりで空路を使う”の背中を押してくれたのがSnow Manでした。
Snow Manくんにはそんな“誰かの背中を押す”力があるよ。私が証人です。
これからも私は、楽しく人生充実させていきます。
スノマニの残りの公演も、どうか全員で無事完走できますように!!今日もSnow Manが大好きだ!!本当ににありがとう!!
あとライブ中最初にファンサくれたのが自担の目黒蓮さんでした。いやもうほんと、絶対私だった。席が異質すぎてスルーされる中1番最初に気付いてくれたのが自担でめっちゃ嬉しかった😭
というわけで、完全自分語りブログ終わりです。家に着くまでに書きたかったから書いた。(絶賛帰路)
北海道引くほど時間なかったけど超楽しかったなーーー!!!!
チケットはもう少し取りやすくなってほしいな!(無理)
追記:コロナ禍なのに、という意味では遠征に対するご意見があるかもしれません。色んな考え方はあると思いますが、「今回私はワクチン接種済・感染対策をした上で行く決断をした」、それも正解でいいと考えています。