"ひるなかの流星"好きなシーン10選
前回・前々回と続いて少女漫画シリーズ3記事目。ほんと少女漫画楽しくなってきました。というかひるなかの流星に完全にどハマり。3周しても元気にボディーブロー食らってます。
過去の少女漫画記事はこちら
私は少女漫画を客観的に読んでいると思う話。 - It's wonder land!
「ひるなかの流星」を読んだら神漫画だった件。 - It's wonder land!
“ひるなかの流星”好きなシーン10選
※個人の嗜好です
※楽しみ方が歪んでいる気がします
※ネタバレです
①
地域によって「お山座り」や「三角座り」と数パターンあるこの形の座り方(もしかして超低姿勢でしゃがんでるのか?)ですが、わたしの地域では「体育座り」と呼ばれていました。チャラメガネ腕まくりを装備してそれはねえだろ。可愛いだろ。ペラいだろ。ペラ男愛してる。
シーンとしてはすずめちゃんとのアクシデントの後でした。この下目線から安心させようとする大人っぷり惚れるわあ。
②
この目がいいよね!!目が!!!あと髪結んでる感じ程よくチャラさ出てていいよね!!!
まあ現実的にいうとこんな(見た目)チャラ教師嫌だけど、その分少女漫画っていいよね、夢詰まってるね、って思ったシーン。獅子尾の作中で一番いい顔かもしれません。何事も始まる前が無自覚で一番平和な幸せなのかなと。
③保健室
保健室って作品によっては色んな使い方のできるチャンスのある場所なんですよね。とか考えてる自分は汚い人間になったもんだ
なのにこの作品に出てくる保健室はあくまで真っ白でピュアな世界なんですよ。カーテンで仕切れるのに、ベッドまであるのに、サボるか喋るか治療するかの3択でした。
この作品における学校は、すずめ・獅子尾・馬村にとって揺らぐ気持ちによる接点や波乱はあっても、それ以上のことが起こる場所ではなかったと思います。教師と生徒の恋愛が描いてあるのに「禁断の恋」感が薄い(当社比)のはそれもある気がします。
④馬村の表情
好きなシーンというより、好きな表現に近いかもしれません。馬村は一途で最初から最後までずっとすずめを想って行動して待っている奴です。良く出来た男すぎる。一途に待っていながらもすずめを見る馬村の表情はいつも、もの凄く切ない。
無愛想という設定のせいもあるかもしれないですが、馬村はとにかく切ない表情が多くておばちゃんは胸が痛かったです。付き合うなら君だよ。君なんだよ。*1
⑤
少女漫画における当て馬キャラ(ライバルポジション)の悲しみが聞こえた気がした。
つぼみに対して最初あまり良い印象じゃなかったんだけど、このシーン読んでから「うわこの漫画本当に嫌なキャラがいないわ」って驚いた。一番のダメキャラは獅子尾じゃないか。
⑥
おそらく物語にとっても大事なシーンで、伏線(?)の1つなのでは。この時点で決まってたんだろうなって読み直してから気づきました。遅かったわ。
すずめと獅子尾はある意味よく似ていると思います。
⑦
馬村VS獅子尾のバチバチ感最高だった。この漫画で一番アツかった。
このシーンの後獅子尾もやり返すんですが、男と男のガチバトルって感じで静かに戦う緊張感があって2人とも最高にかっこよかった。
⑧
すずめの友達のゆゆかと、土牛先輩のシーン。ゆゆかが泣いているのは土牛先輩のせいではないんだけど、「一人で泣いてると不自然でしょ」って聞かずに座っててあげる土牛先輩マジかっこいいから!!!!土牛先輩の株爆上げだから!!!!
とても優しいシーンで好きです。ゆゆかにも幸せになってほしい。
⑨
何回か対峙した獅子尾VS馬村のバトルのクライマックス。獅子尾も覚醒後なので本当に燃えてるシーンだった。
このリレーもおそらくわかりやすい伏線になってて、もうほんと納得するしかないよね!!!!馬村最高の男だよね!!!!
別にバトル漫画が好きなわけではないんですけど、疾走感のある爽やかなものが結構好みなためかこのバトルが作中で凄く好きなシーンでした。友人に「その漫画のどこがいいの?」と聞かれたので「イケメンのガチバトル」って答えたら「少年漫画かよ」って言われました。
高校生時代、体育祭でリレーを応援するのが一番好きだったことを思い出しました。クラス全員で応援するのって楽しかったなあ。漫画やTVのような大きなものではないし、賑やかでもなんでもなかったし、体育祭なんて運動音痴の自分にとっちゃ嫌なことばっかりだったけど、それでも誰かを応援するのってとても楽しかった。「みさちゃんって体育できないのにいつも一番前で応援してるよね」って言われてました。体育祭って青春でいいよね。見てるのがいいよね。(客観的思考出た)
⑩
最後に獅子尾の一番好きな表情を。
④の馬村もだけど、遠い目してる表情が凄く好きです。たぶんタイタニックとかロミオとジュリエットとかの悲恋な物語を好みたがる傾向が少しあるんだけど、何が好きって切ないのが好きなんですよ。泣きたいのかね。
よくTwitterで呟いてる朝ドラのマッサンでも、別れの際に不器用に愛情を見せるところが多くて好きだし、四月は君の嘘も、主人公の母親の別れの際の回がとても好きでした。そういうものに特に惹かれやすいんだと思います。まあみんなそんなもんなのかもしれませんが。
このシーンの獅子尾も、そんな傾向のある別れというよりも、儚さがあって好きです。やまもり三香さんはキャラクターにこういう表情をさせるのがとても上手な方なんだなと思います。
この後どうなるかとかは言及しませんが、獅子尾ファンとしてこのシーンが一番好きでした。この獅子尾見たら惹かれずにはおれんわ。
以上をもちまして、わたしの好きなシーン10選を終了いたします!!なんか気持ち悪くなってごめん!!!恥ずかしくなってきたわ!!!!
もし読んでなくて興味あるよとか、興味出てきたよって方は是非読んでみてください。本当に良い少女漫画だと思うよ。神風怪盗ジャンヌよりよっぽどお勧めするよ。
何度読んでもやっぱり「付き合いたいのは獅子尾」で「付き合うなら馬村」です。
どこかに獅子尾落ちてないですか。
*1:Goose house「光るなら」より